【戦術分析】浦和レッズがJリーグ優勝の可能性 

浦和レッズは今シーズン、浦和レッズは徳島ヴォルティスをJ2優勝へ導いたスペイン人指揮官リカルドロドリゲスを監督として、招集し、積極的な補強を繰り返して、名門再建に乗り出しました。

徳島で高度な戦術を駆使するチームを作ったロドリゲス監督への期待値は高かった一方で、チーム作りには時間が経過することも予想出来ていた。実際、序盤は上位相手に大敗したり、いい状態が継続できなかった。

しかし、悪い状態は決して長くなく、オリンピックによる中断をはさんでから、残り2節を残して6位になっている。

 

J1リーグ優勝争いはもう川崎フロンターレになってしまい、ACL不可能なった今、考えるべきは「浦和レッズは優勝を狙えるのか?」私の答えとしては大いにありうる。というのも、浦和レッズはこの一年にて大きく変化を遂げました。

ここから詳細に書いていこうと思う。

 




安定感をもたらす攻守にバランスの良さ

 

浦和レッズがこのような安定感をもたらすようになっているのは、攻守のバランスの良さが挙げられる。具体的に言えば組織的な守備を行えている点である。

個人能力に頼った守備をすると選手配置がバラバラとなってしまい、取った後すぐ攻撃に告げることができない。その結果、再度守備に追われてしまい、攻撃をうまく行うことができない。

また、攻撃も組織的に行うことができればボールを失っても選手の配置がしっかりしており、ボールを早い段階で奪い返すことができる。

現代サッカーにおいて当然のことだが、攻撃時でも守備のことを考えて配置をすることは必須なのだ。当然、逆も然りで、守備時も攻撃のことを考えて配置することは重要である。

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こうした組織は日々のトレーニングを通じて作り上げていくことが主な例となる。そして、良い指導者であれば、当然、組織力は身についていき、その時間も非常に短くなっていく。

 

スタメンの変化

リカルド・ロドリゲス監督の下でのトレーニングが進み、浦和レッズに組織が生まれたことでスタメンが固定されつつある。

そして特徴的なところは昨シーズンもプレーしていた選手が少なくなってきているところである。絶対ストライカーであった興梠選手はスタメンの座を奪われているし武藤選手は柏に移籍してしまった。槙野、宇賀神も退団が決まってしまった。

酒井、ショルツ、江坂、平野にいたっては今シーズンの途中から浦和に加わった選手が多くいる。まだまだ新しい監督に新しい選手と組織を作る途中から徐々に組織が完成されてきていると考えられる。

優勝の可能性

浦和レッズは最初に書いた通り優勝の可能性がある。対戦相手に対して対策をし、自分たちのやりたいサッカーをどうしたらうまく通すことができるのかをリカルド・ロドリゲス監督の下で可能となっている。

現代サッカーに適応することの出来た浦和レッズは全然優勝することができると考える。個人的にまだまだJリーグは現代サッカーについてこれていないチームが多いためこのようなチームは非常に貴重である。

その上非常に戦術的なサッカーで適材適所に人を置くことができている監督もいるので優勝を期待してもいいのではないだろうか?