【絶対的エース】大迫勇也ってどんな選手?/特徴/プレースタイル徹底解説 大迫半端ないって

大迫勇也選手は鹿島アントラーズからTSV1860ミュンヘンに加入して以降、ドイツ・ブンデスリーガのクラブを渡り歩いている。

ストライカーとしてもポストプレーヤーとしても優秀な大迫選手はどのクラブでも重用されてきた。

そして、2021年の夏、Jリーグのヴィッセル神戸へ移籍をし、背番号10番を背負ってプレーをする。

この記事では、そんな大迫勇也選手のこれまでのキャリアや、プレースタイルを紹介する。




 

大迫勇也のプロフィール

  • 名前:大迫勇也
  • ポジション:FW
  • 身長/体重:183cm / 73kg
  • 生年月日:1990/5/18
  • 利き足:右

大迫勇也のキャリア

出身高校は鹿児島城西高校でエースFWとして、3年生の時に出場した高校サッカー選手権では10得点を記録し、大会再得点記録を樹立して得点王となる。

この時に対戦相手が発した「大迫、半端ないって」が話題となる。

2009年に大きな期待とともに鹿島アントラーズへ入団するとルーキーイヤーからチャンスを獲得し、ゼロックス杯で初出場を果たし、ACL初戦にスタメン起用され、ゴールを決めた。

その後は田代有三氏(引退)、興梠慎三選手(現・浦和レッズ)など日本代表候補とレギュラー争いを経て不動のポジンションを確保した。

ロンドンオリンピック予選はレギュラーとして活躍をしていたものの、本選では選出されなかった。しかし、これがきっかけとなり大きな成長を遂げた。

 

2013年にはリーグ19得点を記録し、ゴールを決めるのも、ラストパスするのも、守備するのも大迫といわれるような状態でまさに戦術大迫といった状態だった。

リーグ最終戦では気持ちが入るあまり、イエローカード2枚で初の退場となった。
試合後の俯いた姿は痛々しいほどで、鹿島アントラーズでの最後の試合は悔いの残るものになった。

2014年にドイツ2部(当時)のTSV1860ミュンヘンに完全移籍。

移籍直後からチャンスを得て、半年間で6ゴールを記録。個人昇格を勝ち取る。

2014年後半にはTSV1860ミュンヘンでの活躍を評価され、ドイツ1部(当時)の1.FCケルンに完全移籍。

ペーター・シュテーガー監督からユーティリティ性を評価され、FWのみならずサイドハーフやトップ下、果てはボランチまでさまざまなポジションで起用された。
この起用はどのポジションでも問題なくプレーできてしまう大迫選手の器用さを証明することとなった。

2016-17シーズンは2トップの一角として躍動を遂げる。相棒のアントニー・モデストといいコンビネーションを見せ、得意のポストプレーでチームに貢献し、多くの得点に絡んだ。

2017-18シーズンにはELに出場したものの、モデストが移籍した影響からケルンはリーグでも不振を極めシュテーガー監督を解任。チームはリーグ2部に降格となった。

2018シーズンからは

ドイツ1部のヴェルダー・ブレーメンに完全移籍。
コーフェルト監督から獲得にあたり、重要な選手と評価された。

移籍発表後には2度目となるW杯日本代表に選出され、1ゴールを記録した。

シーズンが始まるとレギュラーとしてプレーし、前半戦で4ゴールを記録した。
アジアカップの日本代表に選出されたが、大会途中に負傷。このことでブレーメンはJFAに対し怒りを見せ、コパ・アメリカ出場を拒否することが公になるほどだった。

2020~2021シーズンではFWではないところでの出場が多くあり、最終的には退団が決定される。

そしてこの夏Jリーグに戻ることになり、鹿島アントラーズ移籍かと思われたが、ヴィッセル神戸への移籍が決まる。




 

大迫勇也のプレースタイル

メインポジションはFWで決定力不足を懸念され、サイドやトップ下に起用されることがある。

大迫は非常に総合力の高い選手ですべてを万能にこなすことの出来る選手。

プレッシャーを受けながらの安定感のあるポストプレー。

1つ目は、「プレッシャーを受けながらの安定感のあるポストプレー

日本人フォワードの課題とも言われている、ポストプレーを”大迫選手は自身の最大の武器としています。

特に大迫選手は体の使い方・腕の使い方が上手く、相手のプレッシャーの勢いをいなす能力に長けていますね。

本当にギリギリまでボールをキープし、味方が楽にプレーさせることのできる選手です。

様々な場所に顔を出す

上記のようなボールキープをはじめとするポストプレーが得意な大迫。当然フォワードなのでゴール付近でのポストが多いわけですが、大迫は献身的に動き回り、いろいろな場所でボールを受ける選手です。

味方のミッドフィルダーがボールの出しどころを探しているようなシチュエーションでは、前線に張っていた大迫がするするっと降りてきて低い位置に顔を出しボールを受けようとします。

これは非常に気が利いたプレーです。そうしてボールを受けた大迫が両サイドにパスを散らしたり、近くの選手にボールを落としたりすると攻撃のスイッチが入るわけです。チャンスメイクにも絡めるフォワードなんですね。

また、サイドに流れる動きも大迫は多用します。サイドで起点になるという理由もありますが、中央にスペースを空けてあげるという意味もあります。

その空きスペースに中盤やサイドの選手が入ってくればチャンスが広がります。自分自身の得点だけでなく味方選手のお膳立ても得意な部分はK・ベンゼマにも通じる気がしますね。

これらの動きは、大迫がサイドやトップ下でもプレー可能なことが影響してそうです。そういったポジションの選手の気持ちがわかるわけですから。

得点パターンの豊富さ

大迫の動き方の話を多くしてきましたが、もちろんセンターフォワードですから得点も求められます。ゴール中央にドシッと構えるタイプではないので極端に得点が多いわけではありません。

ただ、利き足の右足からはコースを突いた正確なシュートを放ちますし、左足で合わせるシーンも見られます。そしてサイズを生かしたヘディングも得意。接触プレーへの強さも寄与しているでしょうか。

 

まとめ

今回はヴィッセル神戸所属で日本代表の、大迫勇也のプレースタイルなどを紹介しました。

ドイツのサッカーにしっかり適応して活躍し続ける大迫は、日本代表でもセンターフォワードのファーストチョイスであり続けています。後継者問題が発生するほど。

これからは日本で大迫選手を見ることができるので楽しみにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。




DAZN